【書評】イニシエーション・ラブから学ぶ、恋愛で幸せになるための法則

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イニシエーション・ラブを読了、おもしろすぎてDVDも見ました。

小説のあの救いようのない感じがDVDだとテンポよく表現されていて、私はどちらも違ってどちらも好きでした。

しいていえば小説でちょこちょこ出てくる音楽表現が、DVDだと曲として楽しむことができるのでお得感がありましたね。

また、小説の中に仕組まれている謎もDVDだと二重に騙される感じ。

これ以降はネタバレしているようなしていないような微妙な感じでお送りしますので、見たくないという方はブラウザバックお願いします!

イニシエーション・ラブについて

イニシエーション・ラブは乾くるみさんの作品。タロットシリーズの一作で、6番「恋人」を テーマにした小説なんだそうです。

前田敦子さんと松田翔太を主演として映画化されたこともあり、話題を奪った作品ですね。

イニシエーションの言葉の意味を調べてみると以下の通り。

ある集団や社会で、正式な成員として承認されること。また、その手続きや儀式。成人式・入社式はその一形態。

イニシエーション-goo辞書

また、作中では木村文乃さん演じる美弥子が、松田翔太さん演じる鈴木に下記のように語ります。

美弥子「お前にとって俺はイニシエーションだったんだって言われた。イニシエーションって、言葉の意味、わかる?」

鈴木「イニシエーション・・・通過儀礼ってこと?」

美弥子「そう。子供から大人になるための儀式。私たちの恋愛なんてそんなもんだよって、彼は別れ際に私にそう言ったの。

初めて恋愛を経験したときには誰でも、この愛は絶対だって思い込む。絶対って言葉を使っちゃう。でも人間には ……この世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。

それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな。それをわからせてくれる恋愛のことを、彼はイニシエーションって言葉で表現したの」

イニシエーション・ラブ

しかもこのあと美弥子は、「鈴木と前田敦子さん演じるマユの恋愛がイニシエーションラブなら、私もまだ可能性がある」と鈴木をゆさぶります。

ちょ、わたしも木村文乃さんにそんなこと言われたい・・・。

このイニシエーションという言葉のまわりを男女の恋のすれ違いがうずまくわけですね。

イニシエーション・ラブから学ぶ、恋愛で幸せになるための法則

ということで、イニシエーション・ラブを読みグッときた名言を抜き出して「恋愛で幸せになるための法則」風に紹介します!

いくら好きだとしても、どれだけ同じ時間をすごしたとしても「絶対」はない

これまた美弥子が鈴木に諭すセリフです。

もともとは知らない人間ですからね。血のつながった家族だって、100%の約束はできません。

とくに気持ちや未来という、各々のものさしが違うものを100%理解するというのは不可能です。

でも、恋愛をすると絶対がよぎってしまうこと・・・ありませんか?

「あの人は絶対に浮気しない」

「彼なら絶対に幸せにしてくれるはず」

だって、付き合ってるんだから!結婚する!絶対!みたいな感じ。

それが2人に亀裂をうんで・・・鈴木とマユの幸せな過去を知っていると何ともいえない気持ちになります。

でも、そんなマユも色々と影があったりして・・・本当に、絶対は自分の中にしかないのかなと思います。

自分の中の絶対に素直になったマユがとにかく綺麗で、魅力的に感じざるをえませんでした。

 

自分がある人は綺麗

イニシエーション・ラブには魅力的な2人の女性が出てきます。

木村文乃さん演じる美弥子と、前田敦子さん演じるマユですね。

あらすじだけ語ってしまうと美弥子がマユから鈴木を奪う物語なのですが、この女性たちの美しさレベルは途中で入れ替わるように思います。イニシエーション・ラブの面白さは、ヒロインの交代劇にもあると思うのです。

鈴木との恋愛で暴力におびえながら「絶対」を他人に託していたマユ。ラストで、彼女は自分がカッコイイと思う人を選び幸せを勝ちとったのかなと。その自分がある強さはとにかく印象的でした。

イニシエーションラブを読んで

「読み終わった後は必ずもう一度読み返したくなる」、そう銘打たれている作品だけあって、確かに読了感はかなりスッキリしたもの。また月並みですが、自分がカッコイイと思う人を好きになるのが幸せなのかなと思わせてくれる作品でした。

・・・ただ、個人的に美弥子には本当に幸せになってほしい!

すでにイニシエーション・ラブを経ていた美弥子には、誰かも依存しない、しなやかな強さが魅力的すぎました。自分が正しいと思う人を選んだ美弥子だったからこそ、繭子を追いかけた鈴木さえも、ひきとめることなく愛せたのかな。

いやでも鈴木に美弥子はもったいないです、どうか幸せになってほしいです。