【心理学】コミュニケーション能力向上!メタメッセージについて解説します。

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あの子に告白したい!

上司に進言したい!

プレゼンを通したい!

何がなんでも、この本気の気持ちを伝えたいって時ってありますよね。あるいは、もう伝えてるのにイマイチ伝わらない。ああ、自分ってコミュ力ないかも・・・なんてね。

 

そんな時こそ「自分の発言が、どんなメタメッセージを含んでいたか」をチェック!相手に本気で気持ちを伝えたいなら、メタメッセージまで考えよう!

ということで、メタメッセージについて詳しく解説します。

 

≪目次≫

 

メタメッセージとは

メタ【meta-】とは、直訳すると「高次元の~」「超~」「~間の」「~を含んだ」「~の後ろの」なんて意味があります。

メタメッセージという言葉を、社会学的・心理学的に考察すると「メッセージの後ろに含まれたメッセージ」ということです。

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アメリカの精神医学研究者ベイトソンは、『関係とは、メッセージが帯びるものである』と述べています。

どうにかしたい!好きだ!という事実が先にあって、それを言葉で表現しているわけではない。言葉の中に、どうにかしたい!好きだ!という気持ちがこもっているってことですね。

これから詳しく解説します!

 

メタメッセージと言われるもの

メタメッセージと言われるものは、以下の通りです。

  • 非言語的メッセージ(口調・表情・態度・服装)
  • なされているメッセージにそぐわない環境
  • メッセージの受け取り方についての補足

 

メタメッセージの具体例

例えば「感謝しています」という言葉・メッセージを、笑顔で言われたとします。

メッセージ「感謝しています」と、メタメッセージ「笑顔」には、矛盾がありませんよね。

なので、相手は「感謝されたんだ、喜ばれたんだ」というツジツマ(コンテクスト)を、自分の中に構成します。相手の中で、感謝されている、喜ばれている、好かれている・・・という評価が、確固たるものになるわけですね。

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でも、「感謝しています」と言いつつも、目を見てくれなかったり、無表情だったり、睨みつけながら言われた場合。相手は、メッセージ「感謝しています」というのと、メタメッセージ「表情」の中に矛盾を感じます。

自分が行っている行動は良いのか悪いのか、評価に困るわけです。これを繰り返すことで、相手は行動することを躊躇していきます。

 

っていうか「感謝している」なんて口先で言っていても、めちゃくちゃ迷惑そうだったら、次からしないですよね?

人は言葉よりも行動を信じます。「利用しないよ」って言ってくる人を、行動で見て「利用されるかも・・・」って勘ぐっちゃう感じです。

 

 

コンテクストが相手の判断を左右する

こんな感じで、メッセージとメタメッセージを受け取って、人はコンテクスト(ツジツマ、理由づけ、前後関係)を形成していきます。

で、アメリカの精神医学研究者ベイトソンは、『コンテクストは、メッセージを類別する』と言っています。

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人は、一度相手との間にコンテクストが形成すると、それ以降はそのコンテクストを前提としてメッセージを判断、行動を取捨選択する・・・って考えなんですね。

 

つまり、「君だけが好きだ」というメッセージを送り続けていたにも関わらず、「浮気をした」というメタメッセージ(行動)を受け取ったとする。矛盾を感じますね~★

これを繰り返すことで、相手は「この人の、恋愛におけるメッセージは信用できない」というコンテクストを形成します。

もうこうなったら、「君だけが好きだ」「君が1番大事」「君と添い遂げたい」とかなんとかどう言おうと、信頼度は少ないわけです。だって、「この人の恋愛におけるメッセージには信用できない」というコンテクストを通して見ているんですもん。

 

会社が「予算達成したらボーナスを出すぞ!」というメッセージを送ってくるのに、「予算を達成しても一向にボーナスがでない」というメタメッセージ(状態)があるとする。

それが続くことで、社員は「この会社のボーナス云々は嘘だ」というコンテクストを形成するわけです。これを続けることによって、次こそはボーナス!なんて言っても、信じてがんばることができなくなります。

 

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メタメッセージを意識することで好感を抱いてもらう。

最初、メタメッセージと言われるものをあげました。それごとに、矛盾をしている具体例をあげてみます。

【表情】メッセージ「ありがとう」と、メタメッセージ「怒った顔」

【環境】メッセージ「当社はNo残業をポリシーにしています」と、メタメッセージ「残業しまくり、休日出勤しまくり」

【受け取り方についてのメッセージ】メッセージ「アナタと付き合いたい!」と、メタメッセージ「だって、何でも買ってくれるんでしょ?」

もはや、不信感しか生まれませんね。

理想とするのは以下の様なもの!これならどうだ。

【表情】メッセージ「ありがとう」と、メタメッセージ「笑顔」

【環境】メッセージ「当社はNo残業をポリシーにしています」と、メタメッセージ「18:00には全員退社」

【受け取り方についてのメッセージ】メッセージ「お金持ちと付き合いたい!」と、メタメッセージ「だって、何でも買ってくれるんでしょ?」

メッセージとメタメッセージ間に矛盾がない。それに、なんだか安心しますよね。

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学生の頃、みんなに好かれた人気者っていましたよね。いわゆる、コミュ力が高い人たち。彼らの共通点は、メッセージとメタメッセージの間に矛盾がないこと。

お礼は笑顔で伝えるし、辛かった経験談に同調する時は悲しい顔をしていませんでしたか?これだけで、人は安心します。

 

相手に感謝の気持ちを伝えたいなら、笑顔で言う。

プレゼンに対する熱意を伝えたいなら、しっかりとした事前準備をして、相手の目を見て話す。

 

 

 

相手に本気で気持ちを伝えたい時。

まずはメッセージとメタメッセージをかみ合わせましょう。

それなのに、なんど伝えても理解してもらえない時は、相手が既にコンテクストを形成している可能性があります。

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どうしても好意を信頼してくれない時は、「男性・女性の言うことは信用できない」ってコンテクストがあるのかもしれない。「20代の言う事は移ろいやすい」っていうコンテクストかもしれません。

そういった自分以外を含めたコンテクストの場合は、「でも、この人は特別だ」というところに、持っていくしかありません上記の例で言えば、男性・女性らしくない一面を見せるとか、20代らしからぬ大人びた一面をアピールするとかね。

 

「コイツの言う事は信用できない」っていう名指しのコンテクストだったら、なぜそのコンテクストが形成されてしまったのかを突き止めてください。

約束を守ってくれないからなら、約束を守る。皆を口説いてるからなら、(その子の目に見えるとこでは)他の子を口説くのをやめる。

すでに形成されたコンテクストを、上書き保存しましょう。

 

 

わたしがこう、なんやかんや言うのに、とても参考になったのはこの本。

 

そもそもメタメッセージって言葉自体が社会学、心理学的なものです。わたしも、ベイトソンのダブルバインド理論を勉強した時に、始めて知りました。

 

恋愛においては生理的に無理、仕事に関しては物理(コスト)的に無理とか、色々と障害はあります。

でも、とりあえず好感をもってもらうとか、気持ちを受け取ってもらうってことにおいては、どうにかできます。だって、このメタメッセージの操作や、コンテクストの形成は、意識してどうにかできるトコロなんですもん。

自分の気持ちが伝わらない、好感をもってもらいたいのに・・・と悩んでいる人は、ぜひ、メタメッセージまで考えてみてくださいね。

 

ダブルバインド理論については、また今度!