掟上今日子の備忘録 : 西尾維新さん : 本はどうなのか。アニメ見たい!

スポンサーリンク

 

掟上今日子の備忘録
西尾維新さん

どこにいっても、なにをしても。あらゆる事件に巻き込まれ、毎度犯人ではないかと疑われてしまう不運の不遇の青年・隠館厄介(かくしだてやくすけ)。

そんな彼は今日も叫ぶ、「探偵を呼ばせてくれ」と――

濡れ衣を着せられ、一分一秒をあらそう彼が頼るのは最速の探偵・掟上今日子(おきてがみきょうこ)。事件はほぼ即日解決。忘却探偵・今日しかない今日子さんの推理が始まる。

 

まさしくビジュアル買い。

完全にビジュアルで『読んでみよう!』と思いました。
そこから始まる西尾維新さんワールド。にじみ出るネーミングセンス。

f:id:chikuze:20160126171627j:plain

掟上今日子さん、笑井室長、須永昼兵衛氏、紺藤さん……そして厄介くん。最後までヤッカイと読み違えてました。

名は体を表すのは、西尾維新さんポリシー?

 

掟上今日子の備忘録ですが、個人的にはあまり面白くなかったです。キャラクターのブレを感じてしまって、西尾維新さんの本はキャラクターが魅力的だから好きなのに・・・!って思いました。
構成としては五話にわかれています。

 

【第一話】初めまして、今日子さん

厄介の職場で貴重なデータが入ったSDカードが姿を消す。きっとなくしただけだろうと思われたが、盗まれたと主張する笑井室長。見つかるまで、犯人が名乗り出るまで外に出ることを許さないと豪語する。

捜索は難航、やはり盗まれたのだろうか。だとすれば犯人は――?

いつもの如く、疑いをかけられた厄介は最速の探偵・掟上今日子を呼び寄せた。最速にして忘却の探偵を。

 

といった感じ。主人公・厄介くんの運の悪さや、今日子さん、このシリーズを印象づけるための、第一話です。

 

でも、一話にしては珍しく犯人が今日子さんの弱点をついてきます。このレギュラーさが個人的には少し引っかかりました。

今日子さんの灰色の脳細胞を見る前に、悪いところを見てしまったような。名探偵って存在に慣れているミステリー好きには、不完全燃焼な始まり方かも。

まあ、弱点というのも話の流れから推測できるような物。初対面であった犯人がそれをできることに、違和感はありません。

 

ただ、主人公の推理力以外に目がいってしまうので、途端に過去が気になりだす。ミステリーというよりサスペンスのような表現がしっくりくるかもしれないと感じました。

 

スポンサーリンク


 

 

【第二話 紹介します、今日子さん】

この本のメインストーリーへの伏線というか、そのための登場人物を「紹介します」というための、第二話。一話よりは若干ミステリーより。

 

しかも、この二話では主人公とヒロインの関係にも迫りが!TL小説のような、甘酸っぱさがイイかも。

 

f:id:chikuze:20160126171833j:plain

★個人的なミステリーとサスペンスの境界線

余談ですがたびたび出てきてしまうので。

 

多くの伏線や隠されたメッセージで結果を読者が推理できるもの→ミステリー

劇的な動きによって場面が変化していくもの、読者には予測不可能なもの→サスペンス

わたしの中では上記のような境界線があります。またこんど。他の人の定義も知りたいから、別の記事としてじっくり書きます。

 

【第三話 お暇ですか、今日子さん】

四話、五話のための三話。それをいったらそのための二話でしたが、この第三話からシリーズ……といっていいと思います。

 

主人公・厄介くんのポジションも、ようやく第三話にして安定。やっと、ヘイスティングス氏やワトスン氏のようになれましたね!忘れられちゃうもんね!(笑)

謎解きもちょこんとしたものですがあります、この辺りから読み応えがでてくる。

 

www.amazon.co.jp

 

【第四話 失礼します、今日子さん】

 

やっと安定し始めた、厄介くんのポジションが脅かされます。かわいそう・・・展開が早い。(笑)

 

この早さは、さすがアニメであれだけ人気を博した方!掟上今日子の備忘録も、映像作品にしたら見応えがあるでしょうね。

探偵ものは伏線が重なり合っているぶん、長く低迷しがちなイメージ。アニメにしろドラマにしろ・・・と思っていたので、さすが西尾維新さんです。

 

【第五話 さようなら、今日子さん】

このお話が一番ミステリーらしい。厄介君の立ち位置も、また安定。安心してみていられます。(笑)

 

ただ少しだけ、ラストはキャラクターがブレてしまったような。個人的なイメージとしては、西尾維新さんは可愛くて素直な女の子が好き。彼が書く女の子は、みんな可愛い。

 

f:id:chikuze:20160126172054p:plain

 

【まとめ】掟上今日子の備忘録って。

 西尾維新さんらしい話。引き込まれるキャラクター性、スピード感のある展開。

だからこそ、キャラクターのブレ、ムラが気になります。忘却探偵っていう定義があるので、1日1日人が変わるのかなど難しいところもあるんですけどね。

 

あとがきを読む限り、

  • シリーズ物としてとらえてほしいのかと感じた
  • 今日子さんの過去に何かがあり、それが最大の謎としている

上記の2点から、キャラクターの統一性は必要だと思いました。

 

まあ、キャラクターのブレを感じるのは今日子さんだけじゃないです。

厄介くんの恋愛感情や、複数話に登場するキャラクターに感じてしまったので、あまりオススメ・・・とはいえない。

 

それでも、ここまでたったキャラクターたちを乱立させるのは、さすが西尾維新さん!西尾ワールドのなせる業!

今日子さんたちがこれからどんな事件を解決していくのか気になるところ。(2016年1月加筆・新刊もでましたね!)

 

f:id:chikuze:20160126171301j:plain

 

映画化もされましたね。

白髪でこの可愛さ・・・ガッキーの魅力が光ってます。

 

 

スポンサーリンク