※この記事はうまく表現しきれなかったと反省じたため、最初に公開した状態から手をくわえています!
フリーライターの中馬さりの(@chuuuuuman)です。
わたしは普段「ライター」という職業を主にしています。
雑誌やメディアなどに記事を納品しお金をいただくってお仕事で、天職だなあとしみじみ思います。
ツイッターやインスタグラム、ライン@などから記事の反響や活動についてのコメントをもらえると本当に嬉しいです。
中でも、ライターになりたいって方から連絡をいただくと、こっちも励みになるなあと思っています。
あんまり露出の多くないわたしに声をかけてくれるなんて、本当に嬉しい。
自分自身、ライターを目指し始めたころは色んな方に助けてもらった経験があります。
参考:これだけは駆け出しライターに伝えたい「先輩に育ててもらうことの大切さ」
なので、可能な限り質問には答えたい……!(激遅ペースで申し訳ないけど)
でもですね、そんな気持ちがあるからこそ個人的に宣言しておきたいなって思いがありました。
今回のこの記事はその思いを表現した決意表明みたいなものです。
(なので、特定のメディアや人物を批判するものではありません)
しいていえば、
「ライターは体をはらなきゃなれないかもって不安」
「体をはれるからあの人はいいよねって卑屈になりそう」
そんな過去のわたしのような方に届けば幸いです。
興味をもってくれた方はぜひお付き合いください!
Contents
体をはらなきゃライターになれない……のは違うと思う

「フリーライターをしています」
そんな風に宣言して生活しはじめてから、わたしを取り巻く人間関係はガラリと変わりました。
仕事の楽しさは顔に出ているらしく、色んな方が”ライター”という職業について話をふってくれました。
そんな中で、たま~に
「体はっててライターって感じ!」
「やっぱり取材に行ける体育会系の人はライターになりやすいですよね」
といった言葉をもらうことがあります。
これって、取材中のツイッターや記事を読んでくれたからこその言葉ですよね。
すごく嬉しいなあと思います。 本当に本当に、嬉しいです。
でも、
「体をはれない人がライターになれないわけじゃないのにな」
「体をはることだけがライターの仕事じゃないのにな」
という“なんか誤解を招いてる感”がつのっていきました。
それを吐き出すきっかけをくれたのは、ライターになりたいという学生さんとのやり取りでした。
いやいやいや、そんなことないよ!
ライターってそんな窓口が狭い仕事じゃないし、どっちかっていうと大海原のごとく懐深い職業だよ?!!
もちろん、そんな風に返事をしました。
でも、自分の活動を見てくれている人がライターに対してそういうイメージをもっていること。
自分の「それは違うんじゃない」という言葉に説得力がないと感じたことに、とても焦りました。
これって“なんか誤解を招いてる感”をいだきつつも、「それって違うんじゃない?」って発言せずに放置していた結果だと思ったんです。
ながくなりましたが、そんないきさつがあり「書こう!」と決意したのです。
体をはらなくてもライターとして活動できると思う理由

体をはらなくてもライターとして活動できる。
そう思うルーツは、わたしがライターになりたいなと思ったきっかけにさかのぼります。
わたしがライターという職業を知ったのは高校3年生の春。今から7年から8年ぐらい前のことです。
当時のわたしは諸事情で普通科高校の自主退学を決定。将来への不安をこれでもかと抱えていました。
運よく別の通信制高校に中途入学を決めていたものの、週5日あった登校日はたったの1日に。
家から自転車で10分という地元の学校に通っていたのに、今後は新宿という大都会に1時間半もかけて通学するだなんて……。
女子高校生という肩書きさえ失いかけたあやふやな自分を、社会へポーーーイッと放り出された気がして困惑していました。
ま、自分で選んだんですけどね(笑)
とにかく当時のわたしは不安で不安で仕方がなかったんです。
ライターは不安まっさかりなわたしが出会った希望だった

そんな不安まっさかりなわたしが、唯一、絶対的にもっていた野望。
それが
「文章を書いて飯をご飯を食べていく!」
というものでした。
小説家でもいい、エッセイストでもいい、新聞記者でも何でもいいから、とにかく書く仕事に就きたかったんです。
(活字中毒がこじれるとマジで厄介きわまりない)
そんな血迷ったわたしが出会ったのは、とあるライターさんがやっていたブログでした。
そのライターさんは「ライターという職業がとても好きだ」と書いてらしたんです。
しかも、ライターだったら
- 外に出ず在宅でも仕事ができる
- 対人(接客)が苦手でも仕事ができる
- 子育てもしつつ活躍している人がたくさんいる
- 学生でも挑戦ができる
ライターに惹かれた真っ黒な理由は、底辺レベルの自分でも可能性を信じられたから
藁をもすがる精神状態だったこと、そのライターさんの文章がとても素敵だったこと。
理由はいろいろありますが、そのブログからとても勇気をもらいました。
これだけやりたい「文章を書いて生きていく仕事」がある。
しかも、貧乏学生でコミュ力に難ありの自分でもそこそこに稼げるかもしれない。
一度なってしっかりと基盤をつくれば、結婚や子育てをすることになっても何かの事故で外に出られなくなっても続けられそう!
(結婚が自動的にできると思っているアホなのはスルーしてください、JKの過失です)
当時のわたしはひきこもりでコミュ障、文章を書いて生きることしか考えていませんでした。
控えめにいって社会不適合者ですし、なかなか底辺だと思います。
(高校を中退するレベルですからね、お察しください(笑))
ライターっはそんなわたしでも”できるかも”と感じた職業。
今までの人生で1番、まともに稼いで生きている自分を想像できたお仕事だったんです。

これをきっかけにライターの仕事を開始、25才の夏には独立することになります。
これだけ続けることができたのは、あのライターさんがブログに書いてくださっていたとおり
「ライターは学生でも挑戦ができ、ひきこもりでコミュ障な自分でも稼ぐことのできる職業」
だったからです。
「ライター=体をはる仕事」だと最初に思ってしまっていたら、今のわたしは絶対に存在しない。
今では、ありがたいことに取材案件をいただくこともあります。
ひとつがひとつがすごく楽しくて、本当にライターになってよかったなと思います。
でも、それが全てではありません。
あのきっかけをくれたブログのとおり、在宅でするライターのお仕事もたくさんあります。
わたしだって、シェアこそしなくてももう少しコピーライティングよりのお仕事や、在宅でのお仕事もしています。
それらはそれらで、もっている限りの知識や思いをもって書いている記事たちなんですよね、やっぱり。
体をはらなくてもできる、それもライターの魅力の1つだ

もちろん、体をはっているライターさんも素敵だなあと思います。
でも、その人達が選ばれたり稼げている理由って体をはっているからだけではないんじゃないでしょうか?
体をはれること以上に、文才があったり、人とは違う経験をしていたり、感受性が豊かだったり。
何かその人らしさが光っていて、運なり努力なりが実った結果なのではと思います。
だから、体をはれることは重宝されるきっかけになるだろうけど、体がはれないことがライターを諦める理由にはならない。
余談ですが、高校生のころの自分と同じように
「やっべ、どうしても外でたくねえぇぇ」
「文字書く以外で生きてるのが想像できないんだけど」
「妊娠とか結婚しても仕事したーーい!自分で稼ぎたいもんーーー!」
なんて思っている方が、ライターって職に出会って少しでも生きやすくなれたらいいなと思います。
ライター業の楽しみ方、働き方、活かし方は自分なりに選べるからです。
わたしがもし今からライターを目指すなら
最後まで読んでくださりありがとうございました。
よろしければ以下の記事も読んでいただけると嬉しいです!