ひさしぶりに日記が書きたくてブログを更新することにしました、深夜3:45です。
ざっくりいうと彼と同棲を始めたり(なので今は大阪と東京の二拠点生活をしています)、少し編集業をスムーズにしたり、いくつか新しいことを始めました。
それにともなって一時休止したこともいくつかあります。残念ながら体はひとつしかないし、体力があるわけでも、器用なわけでもないからね!
今回はそのあたりのことを備忘録としてまとめておきたいなと。なんでもないただの日記です。
いや、これまでの記事だってただの日記なので、今まで通り興味をもってくれた人だけ読んでね。
旅する生活はどれだけ意識しても”暮らし”ではなかった
ここ最近、自分のなかで大きかったのは彼と同棲を始めたことです。
場所は彼の地元である大阪。わたしには縁もゆかりもない土地でしたが、はやく住みたくてワクワクしていました。
大阪は遊びに行けば行くほど楽しい思い出ができる場所だったし、初めての場所に住むのは心が躍ります。
ただ、住み始める2週間ほど前からはマリッジブルーならぬ、同棲ブルーになってびっくり。
同棲は初めてじゃないし、大阪の雰囲気も知っているはずだし、なにより旅暮らしをしていたのに!
ひたすら東京に行きたいと思いながら「あれ、わたし、そんなに東京が好きだったっけ?」って頭はクエスチョンマークだらけ。
電光掲示板のない駅のホームとか、目的地にたどりつかせる気がない梅田駅の地下街はとか、くだらないことでイライラして、自分が自分じゃないみたいでした。
今思うと、東京と違う部分が少しずつ積み重なって、息抜きができていなかったんだなあって。
例えば、東京で品川駅から電車にのって渋谷駅に行きたいとしますよね。
渋谷駅なら同じ車内から人がドドッと降りるだろうし、着く前には赤茶色が目立つ恵比寿駅が目にはいる。
そもそも、ちょっと席に座ってボーっと音楽を聞いても「そんなにすぐには渋谷につかない」ってわかっている。乗り過ごすこともほぼありません。
でもこの感覚ってかなり稀で、本当に慣れ親しんだ場所でしか実感できないもの。
慣れ親しんだ場所じゃなければ、何分くらいでつくのか何線に乗ればちゃんとつくのか、全部をネットで調べて、ずっと車内アナウンスを聞いていなくちゃいけません。
電車に限った話ではなくて。不慣れな場所って細かい部分で頭を使って、気をはりつめながら生活してしまうんですよね。無意識のうちに。
旅暮らしでは、それぞれの土地で、実際に生活する人達の暮らしを体験しようと意識していました。
旅行パンフレットに載っている場所よりも、地元の人達が集まる赤ちょうちんの居酒屋に入ってみたり。新幹線よりも、電車や歩きで移動してみたり。
でも、結局は和歌山での”暮らし”や長崎での”暮らし”はではなくて、和歌山を”旅する暮らし”、長崎を”旅する暮らし”です。
初めての場所にドキドキワクワクしながら旅暮らしをしていただけ。気をはることすら楽しんでいただけでした。
本当に暮らすとなったら、安心したいし、気負わず生活がしたい。旅暮らしに求めるものと、暮らしに求めるものはぜんぜん違ったんです。
そこを理解していなかったから、自分の消耗具合にびっくりしたんだろうなあ。
よく「旅をしながら仕事もするなんて大変そう」って言ってもらったけど、旅暮らしは緊張するタイミングや、気をはる時間がそこそこ予測できました。
予測できれば対策ができる。だから旅暮らしをしつつの仕事は余裕だったんですけど……。
うーーーん、安心できる暮らす場所を見つける方がわたしには難しかったみたいです。
世の中は”やってみて初めてわかること”ばっかりだと思いました。
世の中には”やってみて初めてわかること”ばかりだ
そんな感じで息抜きのタイミングがつかめずにいたけれど、今では大阪ならではの素敵なところも見つけて楽しい毎日です。
なによりお家がとても素敵で、自分の部屋はとても落ち着くし、2人暮らしはとても幸せ。
思い返せば、大学卒業前は社会人としてやっていけるか不安でしかたなかったけど、やってしまえばサクサク時間はながれたし。
服が好きで仕方がなくてアパレルメーカーに就職したときも、仕事として服を見て初めてわかることがたくさんありました。
新しいことに挑戦して初めてわかることがある、それで当たり前なんですよね。
今はなんだかんだ月の半分は東京にいるし、先月は北海道や名古屋にも縁があって行くことができました。
大阪は空港もあるし他県にも電車で移動しやすいから、まだしばらくは”どこにいるかわからない人”でいつつ、自分がいいなと思うことに夢中でいようと思います。
まわりからしたら”どこにいるかわからない人”は誘いづらいだろうし、仕事が減ってしまう可能性もあるかもしれないけど。
でも、わたしは大阪も東京も好きだし、自分が惹かれるものを優先して過ごす方が幸せだし、彼がそれを許してくれるタイプなのが本当にありがたいです。
新しく挑戦したことを報告するのは緊張します
そんな感じで、いろいろありはしたものの、最近は心穏やか~に生活しています。
穏やかな方がいろいろとがんばれるタイプなので、本当によかった……!
“やってみて初めてわかること”ばかりだって気づいて、いくつか新しく挑戦していることもあります。
結局、どれだけ悩んだり体験してみたりしても、実際に始めてどっぷりハマってみてわかる部分ってあるんですよね。
だから悩むくらいならチャッチャと始めようって。ベースの生活が心穏やかだし。
初めてのことを知ったり挑戦したりって、ワクワクして本当に楽しいですしね。
ただね~~~、挑戦するのはいいんだけど「始めました!」って宣言するのにドキドキする。
ひとりで粛々と続けているのは苦でも何でもないのに……。
「本当はこんなことに興味があったの」って告白するのは緊張する。
どうせ見られるなら褒めてほしいし、素敵だねって言われたいし、できれば嫌われたくないので。
でも自分が同時に挑戦できるものごとって限度があるから、新しいことを始めるときは何かを辞めなきゃいけない。
となると、今まで皆に公開していたなにかを減らすとかお休みせざるを得ないんですよね。
全部を平等にどうにかできるスーパーウーマンでもないから。
そうなると、今までのわたしを見ていてくれた人には何の新しいものもプレゼントできなくなるわけ。
だったら、ドキドキするし怖いけど、やっぱり「始めたんだ!」って紹介したい。
今まで声をかけてくれていた人達に少しでも喜んでもらえたら嬉しいから……、いやでも緊張する~~!
そんな感じで、最近はグルグルしています。
でもわたしは知っているんですよ~~。
高校を辞めるってときも、フリーライターになるってときも、家をなくして旅暮らしを始めるってときも。
そういう頭がおかしい決断をしても、意外とみんな見放さないでくれるし、楽しく続けることができたら「よかったね」って言ってくれるんだって。
なにごとも思っているより悪い方向にはならないんです、たぶん。
大きな声で「見て見て、わたしこれが好きなの!」って宣言するのにはもうちょっと時間と勇気が必要なんですけど、マイペースに宣言する理由をあつめています。
もし宣言しているのを見かけたら、こっそり見守っていただけたら嬉しいです。
どこにいようと何をしようと、いま自分が夢中になれることをがんばります!
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