中馬さりの(ちゅうまんさりの)です。
このページは私の自己紹介みたいなもので、今やっている出版社の経営についてや、書き手としていただいた案件実績や入賞歴をポートフォリオとしてまとめました。
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中馬さりのについて
中馬さりの│Sarino Chuman│合同会社 逆旅出版 代表社員
1992年、東京生まれ。
逆旅出版という会社を運営しながら、年間180日以上、旅する暮らし方をしています。
過去の制作・登壇・取材実績
現在は合同会社 逆旅出版にて制作を承っております。
プロモーション用ショートストーリー制作
- やさしく夜遅カレー | ハウス食品 Story#01「がんばる私の奥の手は」
- ものがたり珈琲 | 特別な時を届ける定期便 サンプル小説作成など
紙面のお取引実績
- JTBグループ発行「colors」にてBridging the Dream入賞者取材記事を執筆
- かんぽの宿会員向け情報誌「TabiTime」にて旅行プラン紹介記事を執筆 vol.33 vol.34
入賞歴
- Panasonic × note「#自分にとって大切なこと」投稿コンテストにて入賞
入賞作「お金を使って楽しむことに罪悪感をおぼえていた私へ」
講師・ゲスト出演
- ビアジャーナリスト協会 7期~9期Webライティング講師
- レバレジーズ運営YouTube「オトナの教科書」ビジネスホテル・カプセルホテルの世界
- TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo TAMA「好きなコトを仕事にする方法」
取材記事
今までのこと・これからのこと
ここから先は、こんなところまで読んでくれる方に向けて、今までのことやこれからのことをまとめておきます。
かなり長いので時間がある方だけ読んでもらえたら嬉しいです。
とにかく読んでいる幼少期
小さい頃から本が好きで、ご飯を食べている間も通学中もず~~~っと本を読んでいる子でした。
とにかく起きている間は読みたくて、小学校の休み時間は絶対に図書室に、放課後はまっすぐ図書館に向かう生活。
ある休み時間、クラスメイトと担任の先生が大縄跳びをしようと誘ってくれた時に「本が読みたいからいい」と断ったら、「いじめられているんじゃないかと思って誘ったんだよ」と先生から諭されたのは今でも鮮明に覚えています。
(そのくらい、本を読むのが好きすぎてまわりが見えてなかった)
好きなことを仕事にしない辞めさせられちゃう!と気付く高校時代
そのまま成長し、進路を決める高校三年生の時。
先生や両親など、大人と将来について話す機会が増えたのをきっかけに、「本や文章について考えたり、読んだりするのがこんなに好きなのに、仕事にしないと1日の1/3以上をとられちゃう!」気付いたんです。
当たり前なんですけどね。
それまでは本を読めば賢いと言われ、勉強をすれば(教科書を読めば)褒められていたからこそ、これからは税金がかかり、家賃が発生し、食費も必要なのだと衝撃を受けたんです。
思えば先生から諭された小学校時代に、自分のやりたいことと社会の共存方法を考えるべきだったんですよ。全然わかってなかった。
そこで、どうにか文章をお金にしようとライター業を始めました。
高校生3年生だったので、アルバイトのお給料日に西武新宿駅のヤマダ電機に向かい、大特価パソコン(2万円)を購入。
なんとかこなした初仕事は、時給換算したら数十円くらいだったんじゃないかと思います。
それでも、大好きな文章に値段がつくことがとても嬉しくて、将来は絶対に執筆業をすると心に決めました。
とはいえ、自分の人生経験が浅すぎることもわかっていたので、文化女子大学服装学部(家庭科の先生になれる服飾系の四年制大学)に入学。
卒業後は、アパレルメーカーに2年半ほど勤務し、2017年に執筆業で独立しました。
余談ですが、このサイトは独立時に「お仕事が全部なくなっても自由に文章を書ける場所がほしいな」「息抜きで文章を書きたいな、どうせなら公開するか!」と思って作りました。
25才から個人事業主として執筆業を開始
「執筆業でOLのお給料の2倍を稼いだら辞める!」という、とてつもなく高いハードルを自分に課していたので、独立直後の感想は「やっと寝れる」でした(笑)。
石橋を叩いて叩いて叩き壊す性分ではあるんですが、やりすぎだったと思う。
なので夢にまでみた執筆業生活はとくに問題もなく、楽しくて仕方がありませんでした!
雑誌での執筆やブックライターをしながら、Webメディアの運営代行を承って、同業者のお友達もできてすごく楽しかった。
楽しかったんですが……、小さい頃から夢を見ていたせいか、燃え尽き症候群に。
- 名のった時にイメージされる職業と自分の理想が一致していない
- 「書きたいものは何?」って言ってもらえるけど、今まで稼ぐこと・生きることを重視していたから悩む
- 書きたいものを見つけて、こだわって書いたら書いたで、工数の問題が発生したりクライアントの希望とあわなくなったりする
(クリエイティブとビジネスのバランスって難しい) - こんなに頑張りきれていない状態なのに、あの「憧れの執筆業」をしていると自称していいんだろうか?
(高すぎるハードルを設置した弊害) - 結婚や妊娠をしたら新規記事の制作本数は減る。そしたらいつか私は執筆業じゃなくなっちゃうのか……。
みたいなことを悩み続けました。
ちょうど年齢的にも今後の人生を思いつめちゃって、根拠なく執筆業がむいていない気もしてきて。
それまで「楽しい」という気持ちが勝っていて、才能の有無なんて考えたことすらなかったんですけどね。
友達の一言で旅する暮らし方を開始
転機になったのは、あるお友達の「いいね、ライター業! 旅しながらでもできるじゃん!」という言葉。
それまでは本ばかり読んでいたので旅行らしい旅行をしたことはなく、外でお仕事することも数える程度だったんです。
「確かにそうだな」と思って、「どうせ才能がなくて執筆業を辞めるぐらいなら、最後に旅をしながら両立できるか試してみるか!」と全都道府県をめぐる旅暮らしをしてみました。
それが、バッッッチリはまりまして(笑)。
こんな楽しい暮らし方があるのかと感動しました。
旅そのものが楽しいのはもちろんなんですが、環境が変わるからこそ常に取材をしている感覚だし、自分以外の人生に触れれば触れるほど、どんどん書きたいものが浮かんできました。
大学の卒業旅行で行ったきりになっていた海外も含めたら、「まだまだ知らないこと・わからないことだらけじゃん!」とワクワクしちゃって、旅YouTubeも始めました。
そうしてだんだん元気になるにつれ、事業も大きくなり、30代を迎える頃にはそろそろ法人化をすべき規模に。
ただ、なんとなくピタッとくるものがないんだよな……とモヤモヤしていました。
「本屋さんを始めるのもいいかも~!」なんて思うタイミングもあったけれど、旅と両立できないし。かといってライターって名のれるほど書いて稼ぐ専門家ともいいがたい……。
30才で「5年後、10年後、100年後に書き手やクリエイターの思想を残したい」と出版社を起業
そこでの転機になってくれたのも、お友達でした。
昔、私のライティング講座を受けてくれたお友達が「本を執筆したい」ということで、「編集として入ってくれないか」と依頼をくれたんです。
それまでも書籍の編集やブックライターをしたことがあったので快諾して、制作。改めて「本っていいな」と実感しました。
本を1冊作るのって、本当に根気がいる作業です。
単行本だったら著者は10~12万字ほど書かないといけませんし、推敲もするし、そもそもそれだけ語れるほどの軸がないといけません。
さらに、イラストを使うならイラストレーター、そのイラストを表紙にしたり帯を作ったりする装丁家、本文ページを作る組版デザイナー、印刷所に製本会社、取次に書店……。
たくさんの人が、何年もかけて培った経験を糧に関わりあって、たった1冊を作っているんですよね。
その1冊は年号がいくつか変わっても読まれ続けます。時代や読み手ごとに、いろんな解釈をされて。
いやもう、ロマンの塊じゃないですか?!
そういうのに作り手として関われば関わるほど、小さい頃の私はこれに救われていたんだな(だから友達がいなくても気がつかないくらい夢中になれたんだな)と再確認しました。
でも、著者ならばまだしも、フリーの編集だったら制作完了までで関係は終わります。制作業そのものが、依頼者が満足する物作りをする職ですからね。
私はそれがすごく寂しく思えたんです。
どうせなら読者の手に届くまで関わりたいし、デザインや紙までこだわりたい!
むしろ、本って何年も昔の人の思想や空想に触れられるのが魅力でしょ?!
そうやってこだわって作った書籍を、5年後、10年後、100年後の読者まで届けたい!!
と思い、2022年4月6日に逆旅出版を設立しました。
(きっかけになってくれた友人の著書が逆旅の1冊目の書籍です)
今は私個人の執筆活動はこのサイトやnoteなどで行い、旅の魅力はYouTubeで発信中。
もちろん出版社での書籍制作も常にしています。
個人的には自分のことを行動力があるとは微塵も思っていなくて、「ず~~~っと本が軸の人生だな、しつこいな……」と思うのですが、いろんな場所で好きなことが語れる令和っていい時代ですね(笑)。
少しでも何かかみあう部分があったら応援していただけると嬉しいです!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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