活動報告

【Q&A公開】TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo TAMA で登壇しました

都内で起業する方々を支援する、TOKYO創業ステーションのStartup Hub Tokyo TAMA (スタハ)でイベント開催&登壇させてもらいました。

オンラインという場所を選ばない開催方法ではありつつも事前申し込みで120名、当日は70名以上の方にきていただけまして、嬉しい限り!
さらにスタハの方に「見に来てくれた方々とやりとりってできますかね?」と急にお願いしたんですけど、快くチャット欄を開放してくれまして、会話形式で進めることができたのもありがたかったです。

ただ、そういうリアルタイム感のある形式に(私が勝手に)してしまったこともあり、すべての質問に答えることができませんでした……。
とくに事前にいただいていた質問には返答を考えていたので、残念極まりなかったのです。

そこで今回はブログにざっくりと登壇内容や質問に対する返答と、開催前に「こんな話ができれば……」と例にあがっていた話題についてまとめました。
あくまで私という一個人の考えですが、何かのきっかけにでもなれば幸いです。

テーマは「好きなコトを仕事にする方法」

登壇のテーマは、好きなコトを仕事にする方法。
このテーマで呼んでもらえると、あらためて「自分って夢を叶えているんだ……!」と再確認します(笑)。

確かに小さい頃から文章を書くのが好きでしたし、とにかく本を読んだり作ったりしたい人間なので、現在の執筆業や出版社経営は好きなコトを仕事にしていると言えるんですけどね。
まだまだ欲があるので個人的には発展途上なつもりでいます。(実際、これからだし)

そんな私が現時点で好きなコトを仕事にするために気を付けていることを、お話させてもらいました。

好きなことから得意で約束できる部分を探す

大前提として、仕事できているというのはどういう状況を指すでしょうか?

私の中では、仕事にできている=他者にお金を出してもらえるほど価値を感じてもらっている状況と考えています。

仕事にできているというのは?

他者にお金を出してもらえるほど価値を感じてもらっている状況

ほとんどの場合、人がお金を払う時は「××みたいな結果が得られるだろうな」と期待をしています。
この期待に「応えます!」と約束できればお金を払ってもらえますし、その約束を守り続けられればリピーターになってくれる可能性があがります。

おそらく好きだと気付くまでの間に、たくさんの時間をかけてきているはずです。かけた時間の分だけ基本的には技術がついてくるものですし、好きこそものの上手なれ。きっと好きなものの中には、他者に約束できるほど得意な部分があると思います。

とにかくしぶとく、辞めないこと

とにかくしぶとく、辞めないことも大切です。

長く続ければ続けるほど技術がついてくるというのもありますが、あなたの仕事やできることを理解してくれる人を増やすという意味でもある程度の時間が必要だからです。

誰しも、得体の知れない人に仕事を依頼しようとは思いませんよね。信用できないのはもちろんですし、何を依頼したらいいかわかりません。

だからこそ、SNS経由でもいいし、サービス経由でもいいし、コミュニケーション能力のある人だったらどこかのコミュニティに入るのでも良いので、ひとまず自分の好きなものやできることを伝える期間が必要です。

そんなことを言いつつ私はあまり外交的なタイプではないんですが(笑)。
それでもネットで文章を公開すれば読んでくれる人がいるし、YouTubeで動画をあげればコメントをくれる方がいます。そういう自分の界隈をコツコツ広げるには、ある程度の期間を設定して、粘り強く工夫する必要があると思っています。

余談ですが……

とはいえ、そんなことを話すと自分ごときが……と思ってしまう方もいるかもしれません。(私はそういうタイプでした(笑)。好きだからこそ、その道をプロを知っているし、自分なんてと思ってしまうんですよね)

ですが、好きなことを仕事にした時に依頼をくれる方々は、自分とは違う分野のプロである場合が多いのです。
だって、私以上に執筆力がある人達にいくら「素敵な文章が書けます!」と売り込んでも、よっぽど時間がないとか初心者目線で語ってほしいとかでない限り、「いや自分で書くわ……」ってなりますよね(笑)。
プロと比較して落ち込む暇があったら、お手本にして自分を改善した方がいいです。

その、コツコツと積み重ねる時間を捻出するために意識したいのが、売上と支出の割合。
これは先輩経営者さんに教えてもらって「たしかに」って思ったんですけど、フリーランスでも法人でも、基本的には売上より支出が上回らなければダメにはならないんです(笑)。
つまり、成功するまで挑戦できるんですよね!成功って華やかだし目に着くと思うんですけど、自分の現状をちゃんと把握して、しぶとく続けることも大切だなと思っています。

何か始める時は先人に倣う

前項でも触れてしまいましたが、何か始める時は先人に倣うのも大切にしています。

冷静に考えた時に、自分ってそんなに大した存在じゃないですし、人類の歴史って長いんですよね。自分が「やってみたい!」と思うようなことって、今までに誰かが挑戦してくれている場合が多いんです。
(誰もやっていないなら辞めた理由があるかも)

成功しているならなぜ成功しているのか、失敗しているなら原因はどこなのか、学べることがたくさんあるので、ぜひ参考にしましょう。

リソース不足を解消するためには足りないものを明確にする

あとは「リソース不足を解消するためには」というのももともとの議題にあがっていました。

  • 学生をしながらフリーライター業を開始
  • 受験・就職活動をしながらライター業を継続
  • OLとしてメーカーに勤めながら個人事業の準備→独立

というように兼業期間が長かったので、確かにリソースは常にほしかったです(笑)。

じゃあそれをどうやって解消していたかというと、まずはどのリソースがどれだけ足りないのか明確化することかなと思いました。

リソースってあらためて考えてみると、色んな種類があると思うんです。

リソースの種類

ヒト、モノ、お金、情報、時間、知的財産

例えばヒトが足りないなら求人をだしてみればいいし、情報が足りないならその業界の団体に入れてもらったり過去の事例を調べたりする必要があります。

一番つらいのは何がどれだけ足りないかわからなくて、頑張っているのに成果がでないことだと思うんです。それを回避するためにも、リソース不足の原因を明確化して改善しようと心がけています。

時間が足りなくて答えられなかったQ&A

ここからは時間が足りなくて答えられなかった質問に関して自分の考えをまとめます!

スポーツを通して日本と世界とのつながりをもっと身近なものにしたいという考えがあるのですが、それをどう形にしていけばいいのかについてアドバイスが欲しいです。

「どうにか形にする必要がある」って思っているのが素晴らしすぎる……!

その「形にする」という行為ですが、私の場合はそれを他者に説明できるくらい言語化することだと考えています。
ひとりでどうにかできる範囲を超えて何かをするならのことだったらいいんですけど、業界や内容に限らず、仲間やお客さんが必要な場合は自分が何をしたいのか明確に言語化しないと意思疎通がとれません。
意思疎通がとれないと、仕事にもならないし、成り立たない。逆に言えば他者に説明できるくらい言語化できれば、自分も周りも納得できるし、形になっているんじゃないかと。

じゃあどう言語化していくかって話なんですけど、

  1. 目的
  2. 目標
  3. 戦略
  4. 戦術

この4つを、この順番で整理していくのがおすすめです。

質問の例で言うと、

目的・・・スポーツを通して日本と世界とのつながりをもっと身近なものにする
目標・・・日本人に?海外の方に?スポーツ経験者に?Eスポーツならネットユーザー?
戦略・・・目標に、観戦してもらう?体験してもらう?学んでもらう?応援してもらう?
戦術・・・戦略を達成するために、場を提供?コミュニティを提供?コンテンツを作成?

みたいな感じですね。
質問文からは目的しか察せなかったので、それ以下が曖昧になっちゃっていますが……本人ならもっと明確にできるはず!
ちなみにこちらの考えは森岡毅さんの書籍から学びました。すごくいい本です!

会社員として働きながら、自分のやりたいことを仕事にするための行動をどのように両立されたのか、お聞きしたいです。

自分のリソースと最低限のラインを把握して、効率的に手を動かそうと意識していました。

リソースの把握は、無理なスケジュールを組んで仕事を受けすぎてしまったり体力の限界を突破して効率が落ちたりということを防げるので本当に大切です。

最低限のラインを把握しておくと、物事を断ったり辞めたりするときに役立ちます。
例えば私にとって早めの出社やサービス残業、同僚とのランチって、強制されていないけどなんとなくしていることで、最低限って考えたら辞めていいなって(笑)。
家事に関しても、100%自炊にこだわったり、完璧に掃除をしたりしなくても死にません。

全人類1日は24時間しかないので、リソースと最低限のラインを把握して時間を捻出していました。

起業すると決めて1番初めに行ったことはなんですか?

フリーランスの方?! 法人の方?!!

法人に関しては、フリーランスとしてやっていた業務がそのままあったので、税関連や採択してもらえていた小規模事業者持続化補助金の事業者変更申請などの手続き方法を調べました。根がネガティブなので、本当に今が法人化するにあたってベストなタイミングなのかをかなり考えました。

フリーランスの方はお金の心配があったので、できるだけ半年や年間での契約をしてくれるクライアントさんを増やしたり、自分の生活にどれだけのお金が必要か計算したりしました。
基本的に利益が支出より減らなければ再起不能にはならないので、そこだけは絶対に間違えないように何度も計算しました。

あと、私の場合は仮に仕事がなくても自分のタイミングで文章を書ける場所が欲しいなと思って、ブログとSNSを始めました。
これが、と~~~~~ってもおすすめ!! ブログやSNSは自分の記録にもなるし、好きなこと・ものを人に伝わる形で表現する練習にもなるし、仲間もできるし、すごくおすすめです。

壁にぶつかったときの乗り越え方、自分を信じてあげるコツが詳しく聞きたいです!

自分で自分を褒めましょう! 最悪なのは、壁を意識することもなく全力疾走のままぶつかって致命傷をおうことなので、ぶつかる前に壁を把握できたり、結果がでなくて悔しい思いをしたりするなら、むしろ褒めるに値すると思うんです。

あとは周りの仕事ができる人達は自分の機嫌の取り方を知っていますね。
私の場合は本を読むか、一人旅をするか、寝るか、美味しいものを食べているかも。お友達は、猫と戯れたり、お散歩したり、絵を描いたり、針治療をうけたり……みんな自分なりのMYルールというか、自分への優しく仕方を知っている気がします。

自分は大学一年なんですが、起業したいと考えています。起業する上で大切なことや、これだけはやっておいた方がいいということがあればぜひ教えて欲しいです。

自分のクセを知っておくと得だと思います!
ここまでの質問で答えてしまっていますが、

  • やりたいことの言語化
  • 自分のリソースと最低限のラインを把握
  • 自分の機嫌の取り方を見つける
  • 自分の生活にどれだけのお金が必要か

これに加えて、

  • 自分が失敗しやすい環境・状況
  • 感情的になりやすい物事
  • 得意なこと・不得意なこと

といった部分も、すべて自分のクセと言えるかと思います。
あとは起業直後~4ヶ月目くらいまでは、ださなくてはいけない書類や振り込まなきゃいけない税金などがあるので、整理しておいたが安全です!

フリーランスになって苦労したこと。 金銭面や各申請など。

フリーランスの各申請はそこまで困りませんでした。
得しようと思うと、補助金申請や失業保険など色々と利用できるものがありますが、運営をする上で必須なのは年に1回の確定申告だけ。その確定申告も、市町村が運営している会場に必要なものをすべて持っていけば教えてもらえます。Startup Hub Tokyo TAMAでもサポートしてもらえますしね!

体験談を話すとすれば、燃え尽き症候群になった時期が1番辛かったです。
私にとって執筆業は小さい頃からの夢だったので、「こんな私じゃできるわけない」「もっとやらなきゃ話にならない」って自分を追い詰めていたんですが、リスクヘッジをしすぎて「思ったよりいけるな?」と思ってしまったんです。

でも、そのなんとなくでやっていけちゃう状況が2~3週間も続くと、「え、私全然努力してなくない?成長してなくない?」って自分のことが嫌いになってきちゃったんですよ。
福沢諭吉さんとか詩人のゲーテさんの言葉で「現状維持は衰退」ってありますけど、まさにその通り。

その後、欲に正直になって、いろんなことに挑戦し始めるまでは苦しみ続けました(笑)。具体的には、

  • インドアだったんですが旅暮らしを開始
  • 苦手だったお喋りを上手くできるようになりたいと、登壇や講師のお仕事を受けたり、SHOWROOMの公式配信者になったり、YouTubeを開始

しました。そんな挑戦を積み重ねて、常に1番今が最高って状態を作っていこうと考えるようになって打破できたんです。
人生って思ったより長くて、好きなことを仕事にした後は好きでい続ける努力が必要になるなと思います。逆に言うと、一度、とくに私の場合は「お金になる文章を書く」という形で好きなことを厳選したので、一通り叶えた後は複数の好きを叶えるっていう貪欲さをだしています。

すきを仕事にしようと思われた時に怖かったことは

「好きを仕事にしようと思ったから」というよりかは、今でも何か挑戦する時は常に怖いです(笑)。
でも、怖いという感情は悪いものではないと思っています。怖いと思えるからこそ事前に本気で調べられるし、新しいことに挑戦している証かなと考えています!

好きなことでも経験やスキルにも関係ないことで起業したいのにアイデアわかず、全く関係ないことで起業アイデア浮かびました。これはアリでしょうか?気の迷い?

気の迷いかどうかはあまり関係がないと思います。気の迷いだったとしても、その過程で幸せになれればハッピーエンドだと思うので(笑)。アイディアを実行する・挑戦するというのもすごく素敵なことだと思います。
ただ、どんな分野でも再起不能なほどド派手な挑戦をする必要はないと思うので気を付けて……!できるだけ小さく、回数を重ねて、失敗なら失敗でそのデータを集めることが大切だと思います。

出版社などに直接売り込みをするのは止めた方が良いと聞いたことがあるのですが、実際は違うのでしょうか?商品によるのでしょうか?

どんなことにもメリット・デメリットがありますし、辞めた方がいいと思う理由によるので如何とも言い難いです。

個人的には、売り込みをするのは相手にメリットを提案できる時だと思います。
例えば、出版社に売り込むなら……

  • 手が足りなさそうな業務を自分はできるし、行方をくらましたり締め切りを破ったりして迷惑をかけることは絶対にありません!
  • この書籍は絶対に売れます!根拠は……。
  • むしろ販売に必要な原価費用を私がもちます!

みたいな話であれば問題ないと思うのですが、どう感じますか?

上記のように、売り込み先が「時間を使ってこの人の話を聞いてよかったな」と思えない状況であれば、単純に印象も悪くなりますし、こちらの時間も減ってしまうので辞めた方がいいかもですね!

OLの仕事はやってみて良かったですか?悪かったですか?

よかったです! ただもっと今の仕事もしたかったので、1日が50時間ぐらいあればよかったのになって思います(笑)。

参加してくださった方々、ありがとうございました!

最後になりますが、参加してくださった方々、ありがとうございました!
普段の生活だともっともっと叶えたいことがあるので自分のやってきたことを振り返るタイミングがないのですが、こういった機会をいただくと成長過程の自分でもお役に立てるんだなと嬉しくなりました(笑)。
今後はより意識して自分が試行錯誤したことをブログやSNSで発信していきたいなと思います。もしよければSNSのフォローもよろしくお願いします。

登壇などのお仕事も積極的にお受けしたいなと思っているので、ぜひご依頼もお待ちしています。

▼お仕事のご依頼はこちらのメールアドレスへお願いいたします。
info[@]gekiryo-pub.com

ABOUT ME
中馬 さりの
1992年、東京生まれ。旅する物書き。プロモーション用小説の執筆、旅行雑誌への寄稿、編集プロダクションLILYPRODUCTSの代表、Webサイト運営などで生きています。小説はnoteで、旅暮らしの様子はYouTubeで発信中。
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