Sarino CHUMAN BLOG
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ライティング

110人以上の応募からライターさんを厳選して気付いた「圧倒的に採用したくなる3つの特徴」

中馬さりの(@chuuuuuman)です。

運営している編集プロダクションを拡大するため、少し前にtwitter上でライターさんを募集しました。

こちらがそのツイートです。

 

 

もうね、こんなにいろんな方に拡散を手伝ってもらえるなんて感動ものでした。

結果的にも素敵なライターさん出会えて、本当にありがたい限りです。

(身の丈にあったペースで進めたいため、厳選に厳選を重ね12倍以上の倍率になってしまったのは申し訳ない……! もっとビッグになってまた募集を……!)

 

どんな部分でどう判断したのかは1人1人にお返事しました。

その中で「実際にお願いすることにしたライターさん達の良いと思った部分や、私が感じた採用側目線の話をシェアしたほうが世の中の利になるのでは?」って思ったんですよね。

 

やっぱりお願いしたくなるライターさん達って共通点がある。

そこで今回は「圧倒的に採用したくなるライターの3つの特徴」として、考えたことや感じたことをまとめます。

 

圧倒的に採用したくなるライターの3つの特徴

それでは早速、圧倒的に採用したくなるライターの3つの特徴について話していきます。

先にネタバレしてしまうと以下の通り。

  • 指示を正確に理解してくれる
  • 内容がぱっと見でわかりやすい
  • なんとなく気が合いそう

詳しく解説していきます!

 

特徴1.指示を正確に理解してくれる

まず1つ目の特徴は 指示を正確に理解してくれること です。

例えば、私は

  • 興味がある分野
  • これまでの実績やブログ
  • 月の理想的な記事数

7月22日までに絶対に送ってねと募集しました。

 

逆にいえばこれが最低限度のルール。

この指示を正確に把握して守ってくれるか――それが最初のボーダーラインでした。

 

日本語って基本的に正解はないですよね。

100人いたら100通りの表現方法があるし、いろんな正解があると思います。

でも、1つの仕事・プロジェクトとして文章を書く場合、あまりにもルールを守れないのは不正解です。

 

あなたが依頼をする立場として考えてみてください。

あなたが日本人向けのWebサイトを作りたくてライターさんに依頼をしたとします。

そこでアラビア語の原稿があがってきたら「えええ……」って思いませんか?(笑)

 

サイトに公開する時はもちろん日本語にしなくてはいけない。(日本人向けですからね)

その労働は誰がするのか――高確率で依頼主のあなたです。

書いてもらった原稿には報酬が発生しますから、あなたは時間とお金の両方を失います。

 

ライターさんに戻して書き直してもらえばいいと思うかもしれません。

でも、書き直しの指示を考えたり新しく納期を設定したりという労働はあなたがしなくてはいけません。

結局、時間とお金の両方を失っていることに変わりはないんですよね……。

 

ライターさんに限らず、人手を募集するのって今まで以上に業務を効率化したいとか、忙しくてたまらないタイミング だと思います。

その時に「こちらの指示を正確に理解し実現しててくれる人」と「ちょっと不安が残る人」だったら、どっちを採用したいでしょうか?

ほとんどのクライアントが前者だと思います。

 

クライアントが提示している最低限のルールを守ること。

そのうえで、より良いものを作るように提案すること。

それができるのが「理想的なライター」だと私は思います。

 

特徴2.内容がぱっと見でわかりやすい

2つ目は 内容がパッと見でわかりやすいこと です。

内容の良し悪しはこの際おいておいて「表記」の話です。

 

頂いた提案はほとんどのクライアントがすべて読んでいるでしょう。

数十件の提案の中で読みやすいものの方が印象が良くなるのは言わずもがな ですよね。

提案文が読みやすい人の方が原稿も良さそう……と思ってしまうのは私だけではないはず。

 

じゃあ、どうやったら内容がわかりやすくなるのか。

具体的には

  • 送付方法にあった改行
  • 箇条書きできるところは箇条書き
  • 1文が長くなりすぎないよう簡潔にまとめる
  • 長くなるものはURLやファイルで添付

などをするとすごくわかりやすくなります。

これらを変えるだけでもかなり印象が違いますよね。

 

ちなみに、リンク先がちゃんと公開されているかどうかは確認しましょう!

Webライターさんが増加する今、同時に増えつつある 404 not found ……!(表示エラー)

クライアントが公開を中止していたり別URLに変更したりという場合もあるので、送る前に確認はしたほうが良いですよ。

 

特徴3.なんとなく気が合いそう

3つ目は なんとなく気が合いそう ということです。

これは常日頃からず~~~っと思ってるんだけど、フリーランスの醍醐味って気が合う人と面白そうな仕事に好きなだけ夢中になれること!

だからこそ、「なんとなく気が合いそう」って直感はすごく大事だと思うんですよね。

 

じゃあ「気が合いそう」って思ってもらうにはどうしたらいいのか……。

クライアントによっても時と場合によっても差があるとは思いますが、文章に気遣いを含めること だと私は思います。

 

まず私の場合は文章を書くこと自体が好きそう&丁寧そうな印象の方を優先しました。

この時点で良いビジネスパートナーになりそうという印象を抱いています。

 

なかでも「名前にフリガナを入れる」とか「○○で知ってから見ていました」などの気遣いを加えてくれる人は印象がより強く残ります。

最後の最後、ほぼ同じ経歴の数名から1人だけを選ばなきゃいけない……ってなった時に、こういう心遣いが決め手になりました。

 

指示を正確に理解するとか、ぱっと見でわかりやすいかは比較的マストで意識したほうが良い部分。

対して、この3つ目は あるクライアントにとってはプラマイゼロでも、特定のクライアントにとって決め手になりうる部分 です。

 

だからこそ「いいな」と思い意識すれば、そこに共感するクライアントと出会えるでしょう。

逆に「いや、簡潔な応募の方が良いと思う!」と考えて続けたら、それはそれで似た思考のクライアントと出会えると思うんですよね。

共感部分がある時点でめちゃくちゃwinwinな関係が築けそうじゃありませんか?

 

1番避けるべきなのは「なんとなくこの文章」とか「とりあえずこの言葉遣い」という感じで適当に選んでしまうこと。

適当に選んだ言葉じゃ、採用だろうと不採用だろうと改善点も見つけられません。

考え方が違ったんだなって納得することもできないと思うんです。

だからこそ、ライター視点でも「相性の合うパートナーを探す感覚」でぜひ試行錯誤してみてください。

 

人(ライター)を募集する側が考えていること

業界に限らず、人手を募集するときって以下のような状態だと思うんですよね。

  • 猫の手も借りたいレベルで仕事があって死にそう
  • 誰かに業務をしてもらって自分は違う分野に拡大したい
  • 自分が不得意なことをプロに代行してほしい

なので「こういう状態の人が助かるのってどんな行動だろう?」って考えてみてほしいんです。

「助かる行動」を繰り返していくほど、切っても切れないビジネスパートナーになれます。

もちろんクライアントの望むものを100%完璧に用意するのは無理。エスパーじゃないので。(笑)

でも、こういう視点をもっていればあなたのライター生活は安定するし、winwinの関係を築けて皆しあわせになる んじゃないでしょうか。

なにかのきっかけになれば幸いです!

 

ABOUT ME
中馬 さりの
ちゅうまんさりのです。 逆旅出版という会社を運営しながら、年間180日以上、旅する暮らし方をしています。
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